考えたらまとめる、まとめたら考える

考えたことをまとめて、それを読んでまた考えます。

優先順位付けを工夫したら一気にタスク管理が上手くまわりはじめた話

優先順位付けの方法

タスク管理において優先順位付けをするかどうかは人によって分かれるところだ。
私は優先順位付けをしないで目についたものからタスクを処理するタイプだった。
ところが最近たまたま優先順位付けをしてみたら面白いようにタスク管理がうまくいくようになったのでこれを紹介したい。

優先順位付けとはどういうことか

まず優先順位付けと言われてピンとこない人がいるかもしれないので説明しておく。
次のようなタスクリストがあったとする。

・卵を買う。
・先輩にメールを送る。
ハンターハンター33巻を読む。
・タオルを洗濯する。
・英語の勉強をする。

これを重要な順番に並べる。これが優先順位付けだ。
優先順位付けをしたあとのタスクリストはこうなる。

・先輩にメールを送る。
・卵を買う。
・タオルを洗濯する。
・英語の勉強をする。
ハンターハンター33巻を読む。

優先順位の高い順に並べてみた。これを頭からやっていけば優先順位の高い順番でタスクをこなせる。

優先順位付けのメリット・デメリット

優先順位付けのメリットは何か。
当たり前だが優先順位が高い順にタスクをこなせるということだ。
ではデメリットは何か。めんどくさいこと、時間がかかることだ。
めんどくさいとタスクアプリそのものを開かなくなるので、私は優先順位付けはやめていた。

重要なタスクが埋もれた

ここのところ問題になっていたのが、「重要なタスクが埋もれる」ということだ。
私はWunderlistというタスク管理アプリを使っている。やりたいことを思いついたらすぐにこのアプリにタスクを登録する。ちょっとでも思いついたらすぐに登録しているので、今日やるべきタスクのところに50個以上のタスクが並ぶことになる。重要でないタスクはなるべく「今日」のフォルダから除外するようにしているのだけれど、それでもたくさんのタスクが並ぶ。それだけたくさん並んでいると、本当に早めに終わらせるべきタスクがどれなのか感覚としてわからなくなる。気が付くと最も大事なタスクの締め切りが過ぎてしまっていたなんてことがあって非常に困った。

今日やるべきタスクを絞る

そもそも今日やるべきタスクの中に大量のタスクがあるのが問題だ。確かにどれもこれも今日やってしまいたいタスクではある。しかしながら限られた時間の中で全てはできない。
だから思い切って、一日にやるタスクを3つに絞った。
この3つの最重要タスクはフォルダを変えずに星マークをつけて管理することにした。
私の使っているWunderlistはタスクにそれぞれ星マークをつけることができるのだ。星マークをつけられるアプリはたくさんあるので皆さんのタスク管理ソフトにもそういう機能があるか見てみてほしい。
3つに絞るのはできればタスクを行う前日がいい。前日にタスクリストをざっと見なおして重要なものに星をつけるのだ。当日は星がついた3つのタスクをまず終わらせることに集中する。
昔「アイビー・リーの25000ドルのアイデア」という話を聞いたことがあるが、その方法とほぼ一緒であることにやり始めてから気がついた。

二週間ほど試してみたけれど、この方法は効果てきめんだった。3つだけだとめんどくさいことも何とかやる気になる。本当に大事な、今までやり残していたタスクが片付くので生活が良い方向にまわり始める。優先順位付けも一つ一つのタスクにやると面倒だが、この方法なら1分でできる。

本当に重要なタスクからこなすために色々な方法を試したけれど、一番効いたのはこの方法だ。同じ悩みがある人は是非試していただきたい。

モブログを試してみる

iPhoneから投稿する気分になったのでiPhoneから投稿してみる。なんだか前も同じようなことを書いた気がするが別に何度書いてもいいだろう。

肩肘はると書けるものも書けなくなる。元々やるとなったら大掛かりやりたがる性格なので、なかなか始めるまでに時間がかかる。結局先延ばしにしてやらないことか多い。だから何でもラフに、手軽に、ゆるくやることを心がけている。

というわけでふと思い立った今ブログを書いている。1年前のブログを振り返りませんかというメールがはてなから届いたのがきっかけだ。1年前はソファーから立ち上がれない問題について自分なりの対策を書いていた。今はどうだろうか。ソファーから立ち上がれているのだろうか。日々を思い返すと、最近はソファーに寝転んでダラダラしていない。以前に書いた対策が有効だったのかというとそういうわけではなく、寝転ぶ回数が減っているだけだ。バタバタしていて寝転ぶ余裕があまりない。悲しい。逆に言えばバタバタ動き回ることが一つの対策になるということか。

とくに書くこともなかったのだがモブログのテストとして書いてみた。ゆるくやりたい。

「スターウォーズエピソード7フォースの覚醒」感想(ネタバレあり):世代交代とカイロ・レンの人間性と親子関係について

スターウォーズエピソード7フォースの覚醒を見ました。
見てからだいぶ時間があいてしまったので忘れてしまった部分が多いのだけれども、メモを頼りに感想を書いておきます。
ちなみに劇場で二回見ました。
ネタバレ感想になるのでまだ見てない人は注意してください。
ネタバレOKの人だけ続きをどうぞ。
 
 
 

全体的な感想

エピソード6から30年後の話になる本作。EP4-6とEP7-9の時代の橋渡しになる作品として納得のいく作品でした。映画一本見終わってバトンが渡ったなあとひしひしと感じました。
今までの作品を見なくても楽しめますと書いてあるレビューを読んだけれども、やっぱり今までの作品を見たほうが何倍も楽しめると思います。
今までの作品に出てきたネタが散りばめられていて、それが出てくるたびに高揚します。思わせぶりに昔のネタを出してくるのがにくい。例えばレイたちが宇宙船に乗って逃げ出すシーン。乗ろうとしていた宇宙船が爆発して、しょうがないからあっちに乗ろうと言ってカメラが動いた先に映ったのがミレニアム・ファルコンだった時はテンション上がりましたね。他にもレイの寝床のシーンにはテンションが上がりました。レイの寝床がただの廃墟かと思いきや、カメラが引いた瞬間にAT-ATウォーカーだとわかるあのシーンですね。他にも、ファルコンがつかまって入ってきた侵入者がハン・ソロだったり、ファーストオーダーとの戦いの中、助けに来た宇宙船から出てくるレイアのシーンなど旧作のファンはテンションが上がるシーンがたくさんあります。
もっとも、それが思わせぶりすぎて「お前らこれが見たかったんだろ?感」が強すぎてむかつくといった意見もありますが、私はどちらかというとこれくらいの演出で調度良いと思いました。
 

悪役の魅力について

今回のメイン悪役はカイロ・レンというハン・ソロの息子。レイアがダース・ベイダーであるアナキン・スカイウォーカーの娘にあたるので、カイロ・レンはベイダーの孫にあたるわけです。このカイロ・レンが旧作の悪役と比べてとにかくダメな奴でした。尋問してた捕虜に二回も逃げられるし、苛立った時は物にあたるというダメっぷり。ダース・ベイダーは部下が失敗した時は即部下を殺してて非常に悪役っぽかったけど、カイロ・レンはとにかく物にあたります。ライトセーバーでその辺の機械をめちゃくちゃにしてしまいます。物音に気づいたストーム・トルーパーが何事かと思い部屋の近くまできますが、すぐに引き返すシーンがあります。表情は読み取れないがその姿からは「ああ、またレン先輩のヒステリーだよ。めんどくさいから放っておこう」という思いが伝わってきます。
物語冒頭の、フォースでレーザーを止めるシーンからはものすごい強いやつのように見えますが、終盤では戦闘でもいまいちです。レイとの戦いでは一騎打ちで負けそうになります。レイも常に棒を振り回しているあたり、多少の棒術の心得はあるのかもしれませんが、それにしても素人の女性相手に散々なやられようです。傷のせいなのか、寒いからなのか、自分を奮い立たせているのかはわかりませんが、太ももを叩いているシーン(NONSTYLEの自分をいましめるツッコミみたいなやつ)もかっこいいとはいえませんでした。戦闘中に意味のないところでライトセーバーを振り回す動きをしていましたが、それもまた小物感が溢れてきます。
こんな散々な描かれ方をしているカイロ・レンですが、全部見終わってみると逆に人間味があって好感が持てます。マスクをとった瞬間、なんでこの俳優を選んだのだろうと思いました(色んなところで言われていますが、スターウォーズというよりハリーポッター感が強いんです)が、全部見終わってみるとあの俳優さんがベストチョイスだった気がします。きっとEP8、9でダメな中間管理職からデキる中間管理職になっていくのでしょう。EP7はレイの「フォースの覚醒」であり、レンの「フォースの覚醒」でもあるんだと思います。
カイロ・レンの今後の活躍に期待です。
 

人間関係には外してはならないタイミングがある

カイロ・レン絡みでもう一つ思ったのが、人間関係はある一点を過ぎると修復不可能になることがあるということです。
最後の戦いに出発する前のハン・ソロとレイアの会話です。ハン・ソロもレイアも息子が悪の道に落ちてしまったことに強い後悔があります。ファーストオーダーの最高指導者、スノークへの恨み辛みを言っても息子は戻ってきません。「ルークに預けてもダメだったのに」ハン・ソロに向かってレイアがこう言います。「ルークはジェダイ。あなたは父親よ」と。つまり父親には父親にしかできない仕事があるだろうというわけです。ここは結構個人的に感動ポイントだったんですが、結局父親の力を発揮できずにハン・ソロはカイロ・レンに殺されてしまうわけです。息子を取り戻すというミッションを達成できず、ハン・ソロは殺されてしまうというハン・ソロ夫妻にとっては最悪の結末。この結末をどうにか回避できなかったかと何度も考えてしまいますが、なかなかいい案が思い浮かびません。もうこの時点で時すでに遅し。詰んでいたのではないでしょうか。
今回のスターウォーズで私が学んだ一番の教訓がこれです。「人間関係(とくに親子関係)には踏み外してはならないタイミングがあって、そこを越えると修復不可能になることがある」ということですね。人間関係(とくに親子関係)がこじれはじめたらあのシーンを思い出そうと思います。
まだエピソード8、9があるので、今後あのシーンがどう生きてくるのかが気になります。ハン・ソロを殺したことでカイロ・レンがどう変わっていくかに期待です。あのタイミングで父親ができるベストの仕事がこれだったと思えるような展開になるといいなと思っています。

 

レイの親は誰なのか、なぜあの土地で生活していたのか

レイの親が誰なのかっていうのが今作品の疑問点の一つになっています。ルークが父親っていう説が一番有力ですが、実際はどうなのでしょうか。ルークが父親だとしたらなぜあの土地であのような生活をしていたのでしょうか。映画を見る限りでは砂漠の村の宇宙人商人(アンカー・プルートっていう名前らしいです)に売られたような描写になっています(子供時代のレイが置き去りにされ、親が乗っている宇宙船が飛び立つシーンを思い浮かべています)。今までのエピソードを見る限り、ルークもレイアも実の親に育てられていません。ヨーダたちが二人の身を隠す形で二人を育ての親に預けたわけです。それで二人が預けられた家があの家ってのはまだわかるんですが、レイの場合は廃墟に一人暮らしなわけで、預けたとしてはちょっと環境が悪すぎます。
そもそもレイはあの商人に売られているのでしょうか。子供時代のレイが置き去りににされるシーンでは商人が引き取っているように見えますが、大人になってから生活するシーンを見るとレイの所有者があの商人というわけでもなさそうです。この辺の設定について今度調べてみようと思います。
 

共和国の軍備について

ファーストオーダーが作った新兵器を使って共和国の星々を一瞬にして破壊するシーンがありました。ここで疑問に思ったのが、共和国の軍備についてです。あれだけの破壊力を持つ兵器が作られていることって中々気づかないものなんでしょうか。新兵器の攻撃も、迎撃レーザーとかバリアとかなんか防衛方法は無かったのでしょうか。
ファーストオーダーは帝国軍の残党達ということなので、今は共和国の方が人数も多いんだと思われます。それを考えると軍隊の人数もレイアたちだけでは少ないような印象を受けます。レイアたちの軍以外の共和国軍はどうしているのでしょうか。何か別の作戦に参加中なのでしょうか。
この辺りの軍備の設定の詳細が知りたいです。
 

まとめ

駄作っていう声もあがっていますが十分面白かったし納得のいく作品だと思います。
毎回スターウォーズ見るたびに思うんですけど、冒頭の「ジャーン!」って音とともに前回までのあらすじが流れるシーンが一番感動しますよね。いきなり前回までのあらすじを文字で説明するのってある意味反則技だと思いますが、これこそスターウォーズの魅力の一つですね。他の作品ではあまり見ませんが、こういう演出ってあるんでしょうか。
今回の公開を期にエピソード4-6、1を見直しました。近いうちに2、3も見ようと思っています。機会があれば感想を書きます。
 

方向転換しまくりミステリー『その女アレックス』(ネタバレなし感想)

普段ミステリーは読まないのだが今回たまたまこの本を読むことになった。
本屋で平積みになっているのを見つけ手にとった。のめり込めるような面白い小説をネットで探していた時にタイトルを目にしていたので覚えていたのだ。縛られた女性の絵が表紙に描いてある。帯には「逆転、慟哭、そして感動。今年最高の話題作!週刊文春ミステリーベスト10第1位!」とあり、さらに裏には「3つのミステリーランキングで第1位。」「読み終えた方へ:101ページ以降の展開は誰にも話さないでください」とある。
ちょうどシャマラン監督の映画『ヴィジット』を見たばかりだったので、さらにツイストの効いた作品を読みたいと思い買ってみた。
 
物語はアレックスと呼ばれる女性が誘拐されるところから始まる。その後カミーユという警察が出てきて誘拐事件を解決に導こうとする。アレックスは脱走を試みる、カミーユはあの手この手を使って犯人を追いつめる。犯人は捕まり一件落着。そういうお話かと思ったら序盤から方向が変わってくる。
これ以上は約束の「101ページ以降の展開」の説明になってしまうので詳しく言えないが、最後の最後まで引っ張ってどんでん返しがあるというよりも序盤から話がどんどん違う方向に行く小説だ。右折左折を繰り返して最終的にどこにたどり着くのかわからなくなる。もちろんいい意味でだ。これだけ方向転換をしまくっているというのに、読み終わったあと頭がこんがらがらない。筋は非常にわかりやすいのが素晴らしい。
 
読み終わってから気づいたのだが、冒頭の登場人物紹介に誘拐犯が誰か書いてあった。ここからもわかるように、この小説は「犯人がでてきました。捕まえました」という小説ではないのだ。犯人がわかっていても楽しめるということだろう。
 
普段ミステリーを読まない僕でも楽しめた。ミステリー愛好家はこのストーリー展開に関してどう思うのか意見を聞いてみたい。
少しグロテスクな描写が多いので、そういうのが大丈夫な人かつ少しひねりの効いたミステリーを読みたい方にオススメの作品。

 

その女アレックス (文春文庫)

その女アレックス (文春文庫)

 

 

自炊する本の選択基準を考えてみた

f:id:timestack:20160101171318j:plain
 
 
あふれる本の処理方法として書籍の電子化、いわゆる自炊が流行って早数年になる。暇を見つけてはスキャンスナップを使って本の自炊をしているのだが、どの本を自炊するかは今でも迷う。全ての本を自炊すると決めてしまえば迷いはなくなるのだが、全ての本を自炊するには膨大な時間がかかる。それに自炊しない方が使いやすい本もあるのだ。自炊の基準をはっきりと決めておきたいので、今日はざっくりとした自炊の基準を考えてみた。
 
 
◯電子化する予定の本
・今すぐ使わないが資料としてとっておきたい本
・殿堂入りとは言えないが捨てるにはしのびない本
・手に入りにくいが情報として必要な本
まずは自炊の候補に上がるが上記の本だろう。今すぐ使わないが資料としてとっておきたい本は自炊に最も向いている本だ。例えば結婚式のスピーチ本。スピーチを仕事にしていない私としては使用頻度はそこまで高くない。しかし、時々は使う機会があると思われるので捨てずに電子化するのがよい。
 
自分の中のお気に入りの本。その中でも特にお気に入りの本を「殿堂入りの本」と呼んでいるのだが、そこまでいかないけれど名著というものがある。そういう本も自炊に適していると思われるので自炊候補である。
 
手に入りにくい本は捨ててしまうとまた読むのが難しいのでこれも自炊保存の候補だ。
 
 
◯電子化するか迷い中の本
・未読本
・殿堂入り本
・教科書
未読本をどうするかは悩むところだが、今のところ自炊はしないようにしている。未読本を自炊し始めると無駄な本までスキャンしてしまい、その分の時間がもったいない。
ipadなどでどこでも読めるのは利点だが、読みやすさはipadよりも紙が上回る。総合的に考えると未読本はスキャンしないでおくのがよいだろう。
 
殿堂入り本をどうするかも迷い中だ。
殿堂入り本は時々読み返したいくらいの本なので、できれば本棚に入れてすぐ手に取れるようにしたい。電子化すれば外出先でもどこでも読むことができるけど、パッと見るのはやはり紙媒体にかなわない。それに本棚に置くことで背表紙が目に入ってくる効果も考えると今は紙媒体での保存がいいのかなと考えているところだ。あとはスペースの余裕と相談して今後検討する。
 
教科書についても迷い中。
 
 
◯電子化はしない本
・写真、ビジュアルがメインの本
写真集などの写真、ビジュアルがメインの本は紙媒体の方が読みやすい。これはなるべく電子化はしないようにしている。
 
 
◯捨てるもしくは売る本
・ときめかない本
・すぐに買える本
『人生がときめく片づけの魔法』でお馴染みのこんまりさんのやり方を参考にして、ときめかない本はなるべく捨てる。入手困難な本はちょっと迷うかもしれないが、すぐに買える本でときめかない本は迷わずすぐ捨てる。ベストセラーだから読んでみたけどそんなに好きじゃない本とかはまた読みたかったら買えるので迷わず捨てる。
 
 
今後はざっとこんな感じで自炊をしていきたいと思う。
 
 

 

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

 

 

オフィスの片付けに困ったら、『仕事はできるのに、机がぐちゃぐちゃで困ってるきみへ/美崎栄一郎』

 

仕事はできるのに、机がぐちゃぐちゃで困ってるきみへ

仕事はできるのに、机がぐちゃぐちゃで困ってるきみへ

 

 

■オフィスの片付け本
「結果を出す人は~」のノート術本でお馴染み、美崎さんの片付け本。 主にオフィスの整理方法について書いてある。
自分の仕事には応用できないが、整理によって振られる仕事をコントロールする方法なども書いてあって面白い。


■デスクの上の整理方法
実際に役に立ったのは机の上の書類置き場の作り方。
著者は机の上の書類の整理に関していくつかルールを決めていて、そのうちの一つが「横置きにしない」ということだ。
確かに横置きにすると何の書類が置いてあるかわからなくなって埋もれてしまうことが多い。
溜まりに溜まって大掃除する時に「ああ、そういえばこんなところにこんな書類があったのか」と思うこともある。
散らかる要因の一つとして横置きは大きなものになっている。
では縦置きの書類をどのように分類するのか。
著者は縦置きの書類入れを使っている。
3分割の書類入れを使って、一番左からアグレッシブレーン、はんこレーン、リーディングレーンと分けている。
その使い方は以下の通りだ。

アグレッシブレーン:今走っているプロジェクトの資料を入れる。プロジェクトごとにクリアファイルを分ける。
はんこレーン:請求書や伝票など誰かに回す必要のある書類。できるだけ空にしておく。
リーディングレーン:興味ある分野の本や資料、データなど。スキマ時間にすっと読めるように。


■クリアファイルの使い方
アグレッシブレーンの資料はプロジェクトが一段落ついた時点で引き出しの中に入れる。
大体10ファイルくらいがアグレッシブレーンに入るファイル量の目安だという。
著者はクリアファイルの選び方にも気をつけている。
透明なクリアファイルではなくカラフルなクリアファイルやキャラクターもののクリアファイルを使っているそうだ。
頭の中でファイルと中の資料の関連付けがしやすいので、すぐに必要なファイルが取り出せる。


■まとめ
その他にもパソコンのデスクトップの整理方法や会社の中でのちょっとしたテクニック(上司に本を薦められた時の対処法など)が載っている。
タイトルの通り、机の上がぐちゃぐちゃで困っている方は読んでみるとよいかもしれない。
整理方法が学べるはずだ。
最後に、本筋とは関係ないが気に入った文章を引用して終わりにする。

出木杉の本質は、机がきれいなことでも、道具にこだわっていることでもないし、知識や能力が豊富なことでもない。「自分は何をしたいか」が明確で、そこに一直線に進んでいることなんだな」
注:出木杉というのはこの本の小説パートに出てくる仕事ができるキャラの名前。

 

 

仕事はできるのに、机がぐちゃぐちゃで困ってるきみへ

仕事はできるのに、机がぐちゃぐちゃで困ってるきみへ

 

 

一日に1つだけ、タスクをこなすつもりで動く

一日に重要なタスクを1つだけやる。
そんな風に少し意識を変えてみることにした。
 
やるべきタスクは膨大だ。多すぎて嫌になってくる。
そんなたくさんのタスクを一度にこなそうと思うと動けなくなる。
何から手を付けていいのか途方にくれてしまい初動が遅くなる。
だから意識を変えることにしたのだ。
一日に重要なタスクを1つだけ進めることにした。
少し欲張ってもう1つ。合計2つくらいやれれば大したもんだ。
そういう意識でやれば初動が速くなるし何より満足感が得られる。
そのまま軌道に乗ってたくさんのタスクをこなせたらそれは大成功だし、
1つこなせただけでも十分な収穫だ。
何もできずに些末な暇つぶしに時間を費やすよりかはよっぽどいい。
 
まずは意識を変える。
一日に1つでいいからタスクをつぶそう。