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オフィスの片付けに困ったら、『仕事はできるのに、机がぐちゃぐちゃで困ってるきみへ/美崎栄一郎』

 

仕事はできるのに、机がぐちゃぐちゃで困ってるきみへ

仕事はできるのに、机がぐちゃぐちゃで困ってるきみへ

 

 

■オフィスの片付け本
「結果を出す人は~」のノート術本でお馴染み、美崎さんの片付け本。 主にオフィスの整理方法について書いてある。
自分の仕事には応用できないが、整理によって振られる仕事をコントロールする方法なども書いてあって面白い。


■デスクの上の整理方法
実際に役に立ったのは机の上の書類置き場の作り方。
著者は机の上の書類の整理に関していくつかルールを決めていて、そのうちの一つが「横置きにしない」ということだ。
確かに横置きにすると何の書類が置いてあるかわからなくなって埋もれてしまうことが多い。
溜まりに溜まって大掃除する時に「ああ、そういえばこんなところにこんな書類があったのか」と思うこともある。
散らかる要因の一つとして横置きは大きなものになっている。
では縦置きの書類をどのように分類するのか。
著者は縦置きの書類入れを使っている。
3分割の書類入れを使って、一番左からアグレッシブレーン、はんこレーン、リーディングレーンと分けている。
その使い方は以下の通りだ。

アグレッシブレーン:今走っているプロジェクトの資料を入れる。プロジェクトごとにクリアファイルを分ける。
はんこレーン:請求書や伝票など誰かに回す必要のある書類。できるだけ空にしておく。
リーディングレーン:興味ある分野の本や資料、データなど。スキマ時間にすっと読めるように。


■クリアファイルの使い方
アグレッシブレーンの資料はプロジェクトが一段落ついた時点で引き出しの中に入れる。
大体10ファイルくらいがアグレッシブレーンに入るファイル量の目安だという。
著者はクリアファイルの選び方にも気をつけている。
透明なクリアファイルではなくカラフルなクリアファイルやキャラクターもののクリアファイルを使っているそうだ。
頭の中でファイルと中の資料の関連付けがしやすいので、すぐに必要なファイルが取り出せる。


■まとめ
その他にもパソコンのデスクトップの整理方法や会社の中でのちょっとしたテクニック(上司に本を薦められた時の対処法など)が載っている。
タイトルの通り、机の上がぐちゃぐちゃで困っている方は読んでみるとよいかもしれない。
整理方法が学べるはずだ。
最後に、本筋とは関係ないが気に入った文章を引用して終わりにする。

出木杉の本質は、机がきれいなことでも、道具にこだわっていることでもないし、知識や能力が豊富なことでもない。「自分は何をしたいか」が明確で、そこに一直線に進んでいることなんだな」
注:出木杉というのはこの本の小説パートに出てくる仕事ができるキャラの名前。

 

 

仕事はできるのに、机がぐちゃぐちゃで困ってるきみへ

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